2006-12-07から1日間の記事一覧
乾いた岩の丘の風景。「サント・ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」。印象派セザンヌの絵。対象を気韻の表現と捉えたもの。その風景画を辻が物語りとして解きほぐす。辻邦生著 十二の風景画への十二の旅 (1984年) の一つ「地の掟」を読んでみた。絵から…
さて辻邦生を読みながら思った、果たして物語りとは何だろう? わたしたちが使うありふれた言葉を織り込みながらある者が他者に物語るということはどういうこと? あるいは小説(小さな説)はわたしたちにどう解きほぐすのだろうか?どうのように物語はわた…