Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

触発され続けるHyperCard

知ってます?HyperCard。これは以前Appleコンピュータにはバンドルされていたソフトで、これにはインタプリタ型のHyperTalkスクリプト言語という機能があって、カード型のアプリケーション(スタック)が作れるというユーザービリティのすぐれもの。これを抜きにしてMacintoshは語れないが、今はお蔵入りになっている。このHyperTalkはオブジェクト指向の言語で、HyperCardの一枚のカードに見立てた中のオブジェクト(フィールドやボタンなど)に対してユーザーがカード内でキャラクターメッセージのコマンドを送ったり受けたりすることができる。ボクもこれで電子京大式カードのようなスタックをつくったものだ。

久しぶりにHyperCardいじってたらサクサクとおもしろい。でもマジにHyperTalk 忘れてる。実は話はその解説書のこと。テクニカルライター大重美幸著のHyperTalk2.2ハンドブックという本があってHperCard華やかりし頃当時スタック作成でHyperTalkを行う者のための座右の書となっていた。ていねいで分かり易くかつ無駄のないいい実践書だった。

そこで今日その大重さまの本を本棚の奥から探し出したというわけ。懐かしいよりも、分かり易い本作りに、いたく感心。いい仕事してたんだ、大重美幸さま。いいものいい仕事を残さないといけないなぁと自戒。過ぎ去ったからこそ良さが今感慨深く分かるのかも。でも時代は変わっても人の行いはいつもかわらないよ。HyperCardまだ現役。これを使うと他では得られないボクの内部のどこかが触発されるもの。 Do your best.でもいいもの作りと飯だねを得るのはなかなか比例しないんだよ。

大重さんFlashのほうでもご健在のよう。http://oshige.com/blog/index/

サイトには「ネコ温度計」や「安心だフォンやさしい操作説明書」がおいてあるから・・・のぞいてごらんよ。のびりするから。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jacs/JJCS/v2/n2/p175_178/ ってマジなものあったけど。

カサド国際チェロ・コンクールとフォルモサQ

カサド国際チェロ・コンクールin八王子

カサドの妻であった日本人ピアニスト故原智恵子の主宰で、イタリア、フィレンツェで始まったコンクールが中止されていた。しかしなんと今月八王子で「カサド国際チェロ・コンクールin八王子」として再開された。コンクール期間特設ページを開設。コンクールの予選・本選の模様を動画配信しているのだ。

フォルモサ

先週11/21のジョセフ・リンのコンサートで知ったのだが、今年四月にジョセフ・リンも参加しているフォルモサ四重奏団が第10回ロンドン国際弦楽四重奏コンペティションで優勝したそうだ。バルトークをネット放送したそうだ。このメンバーは内田光子のプロモートしているマールボロー音楽祭2002年から活動している。今後が期待されるね。