emmaus.hatenablog.jp

“だれ一人自分のためにだけ生きる人はいない”

立ち現れる

風に靡く草がほどなくして静まり返った時こそその印象を日ごと新たにして まさに感覚質というべきものでしかないものとして 意識に立ち現れてきた それを機会にしばらくボクらは言葉を失った秋暑 - Emmaus’
だがある日川の下に下りていったら急峻な流れに逢着した 〈鋭さの感覚質〉というよりも〈鋭さそのもの〉がボクらの意識に立ち現れてきて 何かが解けて言葉がようやく戻ってきた 流れが特異であった訳でもなく印象が特別だったというものでもなくその場所は以前に何度も見たもので 何らニチジョウの延長であったのだ もとよりボクらの前に展開する情景はボク・ボクらそのものがいなくとも存在することに世界はかわりはないだが この情景が与える感覚質はボクらの固有の〈ワタクシ〉を通してしか有り得ない