主観と客観・逢着
歴史と世界を遠近法的に見る これがあって次に確かにそのことでその次なるものとなっていく必然をボクらは見る さてどうだろうか? だがそのこの時の一点はまったく予想だにしなかった それもまた歴史の一面ではないだろうか?
登り詰める主観と客観
時代の前例はなく6年で4つのアルバムを世に出した
その一つのアルバム Explorations February 2, 1961
Israel〜The Boy Next Door
何がそうしたのか?
顧みることもなくただある主観と客観
スコットの対位法の啓示と拡張 モチアンの深さに支えられたビルがなしえた一つの提示
あの時こそその出合いがなかったならば 果たして今なほボクらは今に至るジャズの領域に出会うはずもない?
- セッションに出会う
出合いとは何?逢着とは何?
何よりも誰よりもあなたでなければならなかった歴史と世界 それを返すようにボクでならなければならなかった 立ち現れることの主観と客観 音(言葉)が常に前に方向づけとして進むあるこの場所を得る
- インタープレイに出会う
その音の徒然(つれづれ)に照応して感応する更なる音たち交わりの流れ 会話や伝えるものではない 交わる音たちは何よりもこの場をえてこそ留まることなく ある方向においてこそその音たり得ること 音たち(言葉)の成立 きみがいてこそボクだということ あるいは世界の成り立ちのある確かな相互内在
- インプロヴィゼーションに出会う
インプロブ-improve-放たれる音たちよ その収束と拡散の時をシフトしてゆく 時のあわいにある徒然
今にこそなべて確かな明かな証明の主観と客観
セッションとインタープレイとインプロヴィゼーション
音たちよ 歴史と世界よ
ビル・エヴァンス スコット・ラファロ ポール・モチアン
進みゆく音たち それに集うもの達たち 今あるボクとボクが今の時をさらに経る
February 2, 1961 〜 October 22, 2005 Explorations この夜にこの時を経ての逢着