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“だれ一人自分のためにだけ生きている人はいない”

ピアニスト・関敦子

先だってある友人がピアノ演奏会に行ってとても気に入ったから是非に聴いてくれとCDを贈ってくれた。せっかくのご厚意だがこんな時は何故かいい当り!がない。だが今回さにあらず、何とこれが好かったのだ。久々いいピアニスト見つけた。内田光子以来かなとでも云おうか。是々非々。新たな贈り物は楽しく嬉しいと素直に云おう。友人の好意にありがとうとあたまを下げてなくてはいけない。ボクの経験則がいとも容易く書き替えることになった。ボクは日常BG流す習慣はないけども、ここのところ時間あったらこれを聴いている。いやはやはっきり云って首ったけなのだ。シューベルト即興曲モーツァルトKV330なんか自然に口ずさんだりしてます〜から。ハイドンなんかも清冽で気分はその音のまんま。やっぱりいいよ、音楽ってさぁ。ってことに相成った。
ピアニスト関敦子。知りませんでした。今ドイツのデトモルト音大の先生だそうです。CDはスイスのDIVOXから二枚出て、DIVOXの国内ルートがまだない模様。コンサートでは「きらきら星の主題・・・」やったそうだから、さぞかし良かったのではないかと想像をふくらませている・・・。

Divox CDX 25240-2

    • Joseph Haydn: Grosse Sonate C-Dur, Hob XVI/50
    • W.A.Mozart: Variationen uber ein Menuett von Duport, KV 573
    • Franz Schubert: Vier Impromptus op. 142op. D.935

Divox CDX 25248-2

    • Klaviersonata Nr. 4 E-flat major KV 282
    • Klaviersonata Nn. 10 C-major KV 330
    • Rondo A flat minor KV 511
    • Variationnen KV 455
    • Klaviersonata Nr. 9 D-major KV 311

シューベルトに限ってピアノがイタリアのFazioli。あのミケランジェリの調律師のタローネの弟子らのアドバイスでできたピアノメーカだ。柔らかな渋味のベーゼンドルファにキラリと輝きを与えた感じかな。

流れてくる音楽は何処かに張りつめたものを保ちながらも、等身大ものとして日常性の真ん中で気負いなく音を紡いでいる感じ。ぐいぐいと引っ張りってところはないが、けっして細さにあるのではなくハイドンのなどは力強く腰を入れるところは朗々とうたう。けれんみというものがないと云うべきか。だから音楽への信頼が伝わってくる。ボクらも気負いなくそれらをこちらに素のまんま投げかけられたものを受け取っていいって感じ。「そのまんまここに居ていい」という安らいになるのだろ。こんど帰国されたら是非駆け参じなきゃ。いつなんだろ。あるひとつの楽しみができたという訳である。善哉善哉!!