Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

モンポウ

ちょっとした時間があって、何か音楽でも聴きたい・・・。ショパンのようなは甘さではなく、フォーレの高みの求心性もちょっと避けたい。モーツァルトということでもなく。「さて、あなたなら何?」誰も思い浮かぶ曲が有るに違いない。まるではじめて出会う思いもかけない音の新鮮で・・・。

やはりボクはモンポウの音楽「内なる印象 -Impresiones Intimas-」をかけてみる。記憶の彼方からのよびかけ-APPEL- 、鐘の音 。長く内に揺曳する響き。inside score。9編の小品からなるピアノ組曲モンポウの初期の作品だ。ほとんど独学で作曲法をみにつけた18歳の頃から21歳の頃のもの。

作曲者自身の演奏もいくつか残されている。アリシアラローチャの盤 モンポウ・リサイタル にはラローチャ演奏者に捧げた「前奏曲」が納められている。
因みにネットには、モンポウの音楽に関するこんな素晴らしいページがあった。http://homepage1.nifty.com/iberia/score_mompou.htm 透明な響きをお試しあれ。聴くのもよし、弾くのもよし。きっと爽やかな心やすらぐひと時に招かれるに違いない。10度の和音を含む透明な響きだ。