パティシエ・デビュー
昨日、人生ではじめて製菓コーナーに行った。どれどれ、おーあるはあるはいろいろと。こういうところが世にあるのは知ってはいたが行って驚くやら感心するやらで新鮮だった。妻は若いうちにすでに菓子づくりの洗礼?をうけている先輩だが、ぼくはぼくなりで一人でいろいろためそうと菓子づくり入信の門を叩いたというわけだった。うちには蒸しパンに使える型がステンレス製しかなく熱の通りが悪いので薄い型を探していたのだ。でちょうど良いアルミ製の型を買った。人生ではじめてスイーツという類のものを作った蒸しパン。あれは12/8だった。僕はミルクはだめだから豆乳。お砂糖は抑えめバナナとレーズン。で今回で三回目。成功。妻は横で黙って見上げたように美味しいといった。どうだと鼻高々、何周おくれかわからないがトップを走っているパティシエのきもちである。
一年前、健診の血液検査で前立腺がんの疑いが判明していろいろな検査をしたが、ことしの4月に生検で悪性度ハイリスクの限局がんと確定*1。それから一年今現在薬物療法と放射線照射の治療中で休職。
これからの合併症や副作用があるのでまだ何とも言い難いが、気持ちはふっきれて爽やかである。
さまざまな方に支えらて今があるので、感謝の験にぼくの蒸しパンをみんに贈ろうとあれこれ思いつつこの一年2017年が終わろうとしている。