emmaus.hatenablog.jp

“だれ一人自分のためにだけ生きる人はいない”

父と母のことそして統合感

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近ごろなぜか父と母のことを夢によくみる。
父や母がなくなってどのくらいなるだろう。
丁度、本を閉じた時から本とのほんとうの関わりが始まるように、父や母のことは未だ終わりではないということだろう。
見る夢には根拠は然程なく内容もさしたる事でもない。しかし、夢を見たことに嘘はないわけで、それだけに夢のシーンを素直に受け入れているのだが、いまさらながら親子の絆というものが自分の意識の奥にあったことに少々戸惑っている。

加齢は、生命のはじめからおわりの全生涯の変化を指すが、老化は成長のピーク後の退行期の変化を指す。エリクソンの発達段階説の65歳以降は、発達課題として統合感の獲得の時期であるが、同時に認知症が生じるとてもデリケートな変化のプロセスでもあるのだ。
人生の統合感の獲得というものが父と母の夢を誘っているのだろう。いよいよ面白くなり始めたデリケートな年頃である。