emmaus.hatenablog.jp

“だれ一人自分のためにだけ生きている人はいない”

ケアセンタリングを学ぶ 自分流の寄り添い方

料理に魔法や手品の極意はないのと同じく介護にも魔法のような極意はない。介護について、自分が知っていること-これが世界だと思っている事柄-を詳細に調べると、自分の知る世界とこの現実世界が乖離していると分かった。もう一度この世界を眺め直してみるべきだ。

それにはいままでの自分のケアリングを学び解すこと。センタリング(介護者が精神を集中する)を維持するには、自分にしかできないケアリングのメソッドをつくることだ。

介護の仕事も11年を過ぎた。さまざまな経験と学習を積んだが、今一度初心に返ろうと思って、「認知症でも伝わる会話術」公開講座に参加した。

バリデーションvalidation療法。認知症の人を「その人の経験や感情を確かなものと認め、共感し、力づける」ことなのだが、一口に傾聴受容共感といっても介護現場ではベッド移動など体力がいる仕事で既に若くもなく力のある者ではないので、自分にはいかにこのハイテクニックを現場で実行するのかが喫緊の課題だったからだ。

たとえば、認知症の方にイエスノーの会話ではなく、会話の具体的なオープンクエスチョン(開かれた質問をする)でその方の経験や歴史で培ったその人そのものを受容できる信頼を継続できる会話。それによってまずはセンタリング(介護者に寄り添う集中)ができそうだ。力ではなくより良いケアが維持できるそうだと感じた意義ある講座だった。

自分なりの肩の力を抜いた、自分流のバリデーション療法を修得出来ればと思う。この介護という仕事に就いてよかったと思える。

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