Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

料理

無花果のコンポート

赤ワインで程よい甘さに引き締まった、無花果でコンポートを作った。作ることの愉しさ。おいしい!が嬉しさに変わった。 学びて思わざれば則ち罔し 思いて学ばざれば則ち殆あやうし どんなに広い知識を身につけても自分の頭で考えなければ理解はほど遠く ま…

ホワイト・ソースでほんとに舌を巻いてしまったお話

今週のお題「最近あったちょっといいこと」 最近、友達と再会しました。何年ぶりでしょう。「幸い」の秘訣は、友情というものに深く関わっているのですね。なるほど。やっぱりと、思わず膝を叩いてしまいます。では、料理の「おいしさ」の秘訣、つまり料理を…

蕪をさっそく齧ってみたらうまい・世界は面白く楽しい

早朝、外に出てしばらくすると指先が寒さでつーんとしてくる。その立冬を過ぎて、見るからに新鮮でおいしそうな白蕪が出回りはじめました。 蕪自体は「すずな」と呼ばれ春の七草に入っているくらいだから古くから親しまれてきたのだろう。大根とは形も違い小…

たたきごぼうの酢漬け

もともと自分の備忘録として始めたこのブログももう18年になろうとしている。あっという間に僕も72歳。こんなものかと、呆然とする暇はなく今日まできた。だから大した感慨はない。 母譲りというわけでもなく、小さな頃から料理好きでどういう訳かごぼうが好…

百合根が出回り始めた

旬の百合根がそろそろ出回りはじめた。生でしゃっきり茹でてほくほく。 合わせには何がいいのだろうと思いうかべて。辛子明太子をのっけてみた。日本酒とおもってみたが、意外や白ワインがあうようだ。 器は小石原の小鹿田焼の皿にしました。

きんぴらごぼうの切り方

ごぼうの切り方はいろいろあるが、今回ごぼうの切り方をササガキ半分と千切り半分にして、これを一緒にして調理してみた。ササガキのしっとり感と千切りのシャキシャキ感を同時に味わえる。出来栄え上々、見た目も違和感なしと相成った。

鰹節のふりかけ

一番出汁に使った昆布と鰹節のストックが増えたので、おきまりの常備菜風に佃煮とふりかけを作ってみました。 昆布の方は佃煮、鰹節はご飯のふりかけにと。昆布は植物性、鰹節は動物性。このマッチングが絶妙。 昆布はお酢で柔らかくします。鰹節は細かく刻…

ぼくの密かなカレー時間

今日はカレーのお話。「ガラムマサラ」は国語辞典にも載っている言葉です。ですから、この国に立派に定着している言葉だということが出来ます。 新明解国語辞典 ガラム マサラ④ 〔ヒンディー garam masala=辛い混ぜたもの〕 インド料理に使用するチョウジ・…

「水窪じゃがた」くん、いらっしゃい

水窪に住む友人Fさんから、今年も「水窪じゃがた」くんが我が家にがつきました。 お薦めレシピが添えられています。でも、ちょうど夏休みの子供の自由課題のように、今回は「水窪じゃがた」マイレシピを考えてみました。 その前に、「夏休みの自由研究」とは…

カレーという名がつけば何でもござれ

根っからのカレー好きである。カレーという名がつけば何でもござれ。菓子パンから立ち食いそばのカレー南蛮まで。マハラジャ気分のインドパキスタンの専門料理もいい。でも飽きのこないのはやはり、家庭料理。 元来、食べるより作るのが好き。 emmaus.hatena…

ちょっとした然り気ないプロデュース(青柚子蕪)

五月の新緑とともに早くも青柚子が店に出回り始めた。 柚子胡椒ではなく、春の蕪を使った柚子蕪を作る。季節の彩りを食卓に。 調理と料理の違いってなんだろう? 食材を切り煮たり焼いたりする技が調理で、一方、食の技術を含めた食のプロデュースまでの守備…

黒豆日和・余熱

火をつかう調理には、煮る、茹でる、焼く、炙る、揚げる、炒める、蒸す、燻すという方法がある。 さて、煮豆。黒豆は正月にかぎらず、良くつくる。気分が良いから作るのか、黒豆を作ると気分が良いのか、どっちだろう。材料の豆はできればいいものがあればい…

ユリ根と明太子

もう2月の半ばだが、ユリ根が八百屋にあった。ふるさとの辛子明太子があったので、和えてみた。いい組み合わせだ。 その料理は、母が好んで作っていたものだった。むろん、それは父の好みだったからだろう。母が逝き父が逝って20年。今になって合点が行った。

季節はずれの青柚子を剥く

この時期の柚子は皮は黄色く熟したものばかりだが、青い柚子が店頭にあった。めずらしさの余り購入。 さっそく、慣例?の柚子の皮剥きイベント! 途中切れ落ちることなく、一枚の薄皮剥きに見事に成功。 何か良いことがありそうだ。 それで、柚子蕪の甘酢漬…

冬の旬の小松菜サラダ

遠くにある鈍い光りより、身近な旬のキラリとしたものに気持ちがむく。 軸が柔らかく緑が際立つ瑞々しい小松菜を見つけた。 冬の旬の野菜サラダを作ろう。 先ずは下準備。 深さのある瓶に水をいれ、一枚一枚軸から剥がした小松菜をしばらく活けて置く。束の…

落ち着いた寛容なるカレースープメソッド

春夏秋冬、季節ごとにカレーがある。あるあるレシピ。で、冬は刺激のないからだが温まるものが好ましい。たとえば、里芋や蕪などの根菜類いっぱいのカレースープ。 やはりカレーはスパイスが決め手だ。繊細の反対は粗暴だが大胆に。速いの反対はゆっくりだけ…

春の蕪は冬ほど甘みがないが...

春の蕪は冬ほど甘みがないが柔らかい食感を楽しめる。 剥いた皮を使って即席漬けを作ってみた。 青柚子も出回りだした。 柚子蕪の方は甘酢でつける。家の定番だ。これは、いつも調理担当は僕になっている。

白菜ロース

もう二月の終わりになると白菜の旬を過ぎてるが、なんとかまだその盛時の良さを味わえる。 それで、あの吉本隆明家の定番の「白菜ロース鍋」が今晩のメニュー。薬味は玉ねぎの擦り下ろし。鍋に白菜を重ねて、豚のロースを乗せて火が通るまでしばらく待つ。頃…

えんどう豆のさやを剥きながら

梅雨にしては晴れ間が続いている。友人らと音楽の話しをしていた。どういう話の流れだっただろうか、「人生の最後に聴きたい曲は何か」という話題に行き着いた。人生の最後という言葉が日常を超えたフレームとして際立っていたが、居合わせたものはそれぞれ…

柚子大根

太く真っ白な大根がスーパーに並んでいた。その瑞々しさは糖をたっぷり含んだ甘さのある冬の大根そのもの。柚子がまだ冷凍庫にたくさんあるのを思い出し、これだと、柚子大根をつくることにした。 大根 人参 柚子 昆布 唐辛子 砂糖 塩 酢 材料の量はそれなり…

寒い日はあったかタソミで行こう

今日のような寒い日に打って付けのホットドリンク。ヒートテックなんて要らない。 タソミとは、我が家のみ通じる略語、温かいスペシャルターメリック豆乳のこと。 小さじ1杯のターメリック・パウダー 小さじ1杯の摩り下ろし生姜 豆乳180cc をカップに入れ電…

白菜ロース鍋

鍋の季節だ。陶芸ではない。鍋を囲むというと湯気立つ鍋料理のこと。我が国では「鍋」だけで通じるからおそれいる。言葉を省略するのが日本語といえど、これには外国の友達は目を白黒する。フライパンの季節というのはない。それほどわれわれの食生活に鍋(…

鱈の西京漬け(焼き)

わが日本の食文化には「漬けもの」という古くからの習慣があるが、この西京漬けは食材保存ではなく食材の旨味を活かす料理を前提にした味噌漬けで、塩分は5%以下というのが特徴である。 先日食した鱈などの西京漬けが殊の外おいしかったので、味噌床をつくっ…

味噌床

知り合いから魚の西京漬けをいただいた。鱈に鮭に鯛etc.。おいしかった。だったらつくってみようと味噌床を作った。なんてことはない、白味噌に味醂を加えるだけ。漬けの材料は鱈。 この結果は三日後。報告します。乞うご期待! #misodoko

星よりご飯

#mukagorice スーパーなどではなかなか手にすることのない零余子(むかご)を近くの農家から分けてもらったので早速「零余子ご飯」と相成った。むかごは薯のつるにつく小さな肉芽で、ホクホクとした素朴な味がいい。 この零余子は季語では秋で蕪村のものに …

五目豆の昆布煮

#soybean #boiledbeans 料理屋には入店して来客と帳場が通じたことのあいさつとして「お通し*1」という小鉢料理が出される。店によってお通しを代金にするところもあるので、注文もしてないし料金をとられるからと最近では返す客もいるそうだ。まあ、わかる…

菜の花のおひたし

先週、海を見たくて木下さん(http://www.kinoshitake.org/)の案内で逗子〜鎌倉に行った。サブ目的は、インドカレーspice tree、小満ちとんかつ、もやい工藝(http://moyaikogei.jp/)。逗子の海岸を眺めてCINEMA AMIGO(http://cinema-amigo.com/access.html)に…

フェンネル・カレー

高校の時、初めてつくったカリー。ばーちゃん師匠直伝の奥義、仁丹カリー。体力がない時に胃や腸が弱って時、ウイキョウという薬剤を主成分とする仁丹をすりつぶして蜂カレー粉に加えるものだった。むろん唐辛子や胡椒は使わない。その薬剤のカリーから料理…

みかんジャム2

好きに理由があるはずもない。酒はほどほどだが甘いものには目がない。もっとSJCM(SJCメンバー)に喜んでもらおう(甘さで釣ろうなんて思ってもいない:-))とジャムづくりに精を出している。 前に作ったみかんマーマレードは『てり』がなくとろみがないから…

みかんジャムジャム・マーマレード

佐上さん(http://d.hatena.ne.jp/rairakku6/20081107#1226056642)が、ミカンジャムを作られたので、ボクはみかんマーマレードを早速作ってみた。というのも実は知り合いからノーワックスの愛媛みかんをたくさんいただいたので、皮のペクチンがとろみを出す…