Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

創りたまふ

神はこの山ほどの奇跡を一匹の蛇の住み家のために創りたまふのか?
ピエール・コルネーユ

「若きパルク」の冒頭句にヴァレリーはこう書き記す。

そして、訳 中井久夫の「若きパルク」は始まる・・・

過ぎ行く一筋の風ならで誰がなくのか、
いやはての金剛石(ほしぼし)と共に独りある、この一刻(ひととき)に?・・・
だが誰が泣くのか、その時泣く時にかくもわが身に近く?・・・・