2004-12-27 パンセ 思う 『パンセ』は、1670年、フランスのパリで刊行された。その完全な題名は、『死後、書類の中から見いだされた、宗教及びその他の若干の主題に関するパスカル氏のパンセ』。 つまりは、キリスト教関連にまつわるパスカル(1623-1662)の随想遺稿集である。当時の出版直後から大きな反響があり、多数の読者を得て、以来現在にいたり、幅広く文学、哲学、宗教の領域において古典の位置を占めた。