Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

根源語

根源語の構造

二つの根源語*1がある。
根源語とは単独語ではなく、対応語*2である。

  • 〈われ-なんじ〉という対応語
  • 〈われ-それ〉という対応語
    • <それ>には彼と彼女の何れの代入をしても根元語には変化はない。

従って人間の〈われ〉も二つとなる。
人間の態度は二つとなる。また、その態度とは人間が語る根源語の二重性に基づいている。
依って 「人間の態度は人間が語る根源語の二重性に基づいて、二つとなる」。さらに、世界は人間の二重の態度によって二つであると。

根源語の存立

根源語はそれを離れて外に何かを言い表すものではなく、根源語は語られることのよってその存在存立が引き起こされる。

  • 根源語は〈なんじ〉が語られる時、対応語〈われ-なんじ〉の〈われ〉がともに語られ、〈それ〉が語られる時、対応語〈われ-それ〉の〈われ〉がともに語られる。
    • 根源語〈われ-なんじ〉は、全存在をもってのみ語ることが出来る。
    • 根源語〈われ-それ〉は、けっして全存在をもってのみ語ることは出来ない。