Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

朝の雨熱りを冷ます蝶が居る
ジョグ数寄が荒梅雨の面を走り行く
琺瑯の白さに流れる金魚たち


汁作り雨に急くなり茗荷採る
青時雨暫く覆うこの土地に


梅雨荒れの二番電車が今立ちぬ
喜雨に撓る枝樹未だ眠るなり
短夜の眠れぬ膝に光射す


雨はしんみり落ち着く。
だが各地で雨被害が続いている。
この雨は4、5日続いて今年の梅雨の最後だらうか、そのあといよいよ夏が来る。