2006冬・子供たち
登校の二つの傘に冬降りる
・・・っていうか
冬来る雨傘回し子ら走る
雨降るも吐く息白く子ら嗤う
・・・っていうか
雨降るも白息白歯の子が嗤う
・・・だね。子供は元気だ。何でもなく元気で何でもないことにもただ可笑しいらしい。いつの時代もね。。。こないだ小学校にいったら、まあ元気元気。授業終わって少しの休み時間にも一斉に校庭にどっとと飛び出してきた。そしてそこまで元気かというくらい飛び駆け回っている。だがそうそう元気な面だけに目を当てる訳にもいかない昨今。当節「いじめ」などと大人もふくめいろいろ暗いニュースが飛び交っている。何より元気でいてもらいたい、子供ら自身には・・・。
そうあるにはわれわれ大人が大人世界で考えるのではなく、実際の子供の中でその子を見ながら大人は考えねばならない。子供らと一緒に歩いて耳を澄ませば、子供らのスーウスーウという息遣いが新鮮に伝わってくる。この幼い健やかさを守ってやるにはわれわれ大人以外誰があるというのだろうか。