Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

福祉・自己と他者

今年二月にターミナルケアの施設を訪問する機会を得たのだが・・・以来関心が継続して、この度時間を作ることが出来たので福祉関連の講習を受けている。自分をよりよくケア(肯定)しないで他の人もケアできないという人生の基本を痛感。同情(sympathy)より共感(empathy)。もっとザックリ言うと・・・厭な思いのままケアして一緒にいてもケアしてもらう人は誰も嬉しくはないヨ!というわれわれ人間の感情の基本の基本を実感。学ぶべきこと。学びほぐす・unlearn ことばかり。

人というより、人間(人の間)ということ、人との関わりにおける自由ということを強く意識した。われわれが自己と他者と等しくあるならば、もっとていねい言うと・・・何よりも自己が他者と等しくあって、つまり自己そのものがわれわれの人間の自由において、時間を究極的に自己の在り方を決定するための場とするならば・・・この条件を満たす限り、人間の自己実現ということははじめて尊ぶべきことになるのだろう。この自己の実現によって、ターミナルな人間らしさ自分らしさの人生の質(QOL)の意味も尊く見つめることができるに違いない。さらに一番大事で明かなことは、ここでいう人間ということ自由ということは強い者のことではないということだろう。教わること多々多し。