山本弘という画家を知ったのは、id:mmpoloさんのブログである。まだほんものは見ていない。
色彩の一途な美しさと同時に速描からくる激しさで、色が息をしている。もっと観ているとその色の呼吸が穏やかさに繋がっていると感じて、その穏やかさにボクが安易に至ろうとすると、強い形態の豊かさが、ボクの<虚飾>の欺瞞を暴き出しボクを跳ね除ける。山本弘の心象にボクは畏れをなしてへろへろになる。
そんな中でmmpoloさんのブログで見落としていた山本弘の書があった。すばらしい。絵でへろへろになったボクはこの書で暫し<気韻>である人間の質に潤う。