Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

待ち望む日々2

だからこそ、神はわたしたちの人の愛を忍耐づよく待ち望む(待機する)のだ。

シモーヌ・ヴェイユは時間について次のように書き記した。

時間とは、わたしたちの愛を乞い求める神の待機である。待機するときの謙虚さはわたしたちを神に似たものにする。謙遜とは、魂と時間のある種の関係性である。つまり待機の受諾である。〜カイエ4 冨原眞弓訳

受諾というものが許諾にスライドする。謙遜は復活以上にキリストの十字架そのものが強く浮かび上がる。あくまでもシモーヌ・ヴェイユは十字架を強調する。旅程の横断 - Emmaus’それにもまして彼女は福音書に含まれているのは人生観であって神学ではないとさえ云う。