Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

あなたはあなた、それでいい。

The important book世にある児童書。子供向けなのにその実、大人に受けているという類の本。「だがなぁ 何ともビミョウだな」とボクは思う。どこかで大人が失ってしまったものってある。子供の時の郷愁、それってただ今の大人の慰みのような気がする。それは…

CGI読書

シージーアイ飛んでランダム初夏読書 ボクのもう一つのブログのNews Handler[WEBLOG SYSTEM]に載っけましたが、おもしろいからこちらのはてなにも。松岡正剛の千夜千冊のcgiプログラムで夏を楽しまれよ!

道のりへの思惟

道があり この道はわが道ということも言えるのだろう わたし独りなら・・・ それにもまして ある人が向こうからやって来たとしても わたしたちの道などは言い難い 知っているのはただ自らの道のりだけであって 相手の道のりではない それがただの通りすがり…

芋の葉に夜を集めた玉雫 朝人の道を譲りて雨轍

好い雨

草苅の林の跡に雨礫 跋渉し忍草涯に雨走る 花蔀梅雨空にこそ広げたりやっと梅雨らしくなったね。いいね。しんみり落ち着くね。

 驢馬の鼻唄

崔華国(チェファグク)の名を知ったのは崔氏がH氏賞を受賞した頃だったろうか・・・。 この詩集「驢馬の鼻唄」に〈荒川〉という詩があって、望郷の唄のようだが。格別この韓国語のラの音の処が何度詠んでも好い。本来、詩の音の響き自体は読み手の感覚に負…