2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧
開け放った店の扉から遠くの街のざわめきを風が路地裏の澱んだ匂いともに運んでくる。日の落ちるのが早くなった。天井の暗がりが空にもつながるのか小さな店に似合いの裸電球がゆるやかに照らしている。長めの厚いカウンターは糠で磨きあげられているのだろ…
せめてゲームを終わらせて - 記憶の彼方へへのRE人には夫々に辿る道があるように夫々の写真への考え見方がある。それを一つにしないでクロスしてみる。 人生いいこと二つァない だからわたしの好きな写真とは敢えて一言でいうと、被写体の価値自体にすり寄ら…
理想と現実 - 記憶の彼方へに応えてくしくも、わたくしもネットにはまったく無縁の人びとのことを思っていた。その方たちとは、わたくしの仕事の終末医療でベットで横になったままの、「時」を語るよりも「時」に居合わすだけの、もの言わぬ花のような木のような…