Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「草枕」三辺の世界・非人情からの眺望

私たちはどこに行こうとしているのか。電車を降りて歩く・・・。冬の冷たい風が戻ってきた。駅前の広い通りに面したサテン(茶店)。北に向いた店の表の窓硝子に空がくっきり映っている。きっと店の軒端の椅子に坐ると春に霞む青い大きな空がよく見えるに違…

仕事のモチベーションとインセンティブ

Life is beautiful: なぜ日本企業による米国企業の買収がしばしば失敗に終わるのか日本企業の米国企業の買収が失敗に終わるという話だが・・・けっこう根が深い話のようだ。日本型社会と米国型社会の違いがあるのは不思議ではないが。つまり会社(社会)と自…

ジョセフ・リン・録音セッション特別公開

昨年11月白寿ホールhttp://d.hatena.ne.jp/Emmaus/20061124/p1続いてジョセフ・リンを聴きにいった。2007年2月10日http://www.triphony.com/index.phpで、ジョセフ・リンのバッハとイザイの録音に立合うというそんなプログラムイベントに行ってきました。今…

子規について伸び上がる「気品」 

墨汁一滴のあとがき粟津則雄に沿ってのメモランダム!子規には伸び上がる(自由な)「気品」がある。それは余裕から生まれたのもではない。彼には余裕を生み出す経済的背景と境遇はない。 ・・・子規の随筆には子規の人間全体が、批評という意識を孕ませなが…

一つを思う・ある断崖に居る

丁度五日前の二月二日が満月だったろうか。土星が月の脇に並んで見えていた。次第と二つは日を追う毎に隔たりを遠くしていった。更に澄みわたった夜空に冬の大三角形は今夜も月の余りの明るさにその形を淡くしている。ただオリオンだけは輝きをたもっている。…

ホスピスケア

年間におよそ百人の死に立ち会い続けいるホスピスケアの地域医療に人生をかけた徳永進さんという方が鳥取にいらっしゃる。http://homepage3.nifty.com/nonohana/ボクも今度ある縁で近隣のホスピスケアに訪問する予定なので予備的に資料集めをしていた。旧聞…

学びほぐす

elmikaminoさんブログから 鶴見俊輔さんは、対談の後考えたことを綴ったコラムの中で徳永進さんのことを次のように評している。 徳永は臨床の場にいることによって、「アンラーン」した医者である。アンラーンの必要性はもっと考えてよい。 アンラーン(unler…