Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

2009-01-01から1年間の記事一覧

二つのエピグラフ

軽やかな鈴の音が聞こえる。あの向こうの電話機からなのだろう。夜も更けているがパチパチと焚き火が燃えさかり語り合う声が小さく響いている。しばしの静寂をぬってこちらに人影が現れた。受話器をとって「はい、はい」とだけ受け答えて机に何かをぴたりと…

与えられたもの

開け放った店の扉から遠くの街のざわめきを風が路地裏の澱んだ匂いともに運んでくる。日の落ちるのが早くなった。天井の暗がりが空にもつながるのか小さな店に似合いの裸電球がゆるやかに照らしている。長めの厚いカウンターは糠で磨きあげられているのだろ…

撮らずにいられない

せめてゲームを終わらせて - 記憶の彼方へへのRE人には夫々に辿る道があるように夫々の写真への考え見方がある。それを一つにしないでクロスしてみる。 人生いいこと二つァない だからわたしの好きな写真とは敢えて一言でいうと、被写体の価値自体にすり寄ら…

もの言わぬ花のような木のような方たちと

理想と現実 - 記憶の彼方へに応えてくしくも、わたくしもネットにはまったく無縁の人びとのことを思っていた。その方たちとは、わたくしの仕事の終末医療でベットで横になったままの、「時」を語るよりも「時」に居合わすだけの、もの言わぬ花のような木のような…

フルマラソン不参加記念

携帯から投稿。掛川新茶マラソンの受付票(ナンバーカード引換券)が大会事務局から届いた。不参加だがこれも2009年春の出来事のひとつ。明らかにして残しておこう。

掛川フルマラソンを辞退!42.195を思い描くことが出来ない

SJC

今年一月から三ヶ月の間走り込みは月300キロ以上でとても調子よかった。だが先月末に原因か分からぬが右腿を傷めた。日常わたくしの走りの<心地よさ>の目安は17キロだが、どういう訳か途中8キロ過ぎから腿の後部に鉄板が入った違和感(痛み)が何度となく…

寒戻る

冴え返る耳を覆うも風の音もし句(詩)というものが、「風雅」ということだけでつまり美的感覚だけが句(詩)の表現を究めるものなら敢えて文字に表す必要もない(句をここで語ることはない)。芭蕉の「雲の峰幾つ崩れて月の山」は風雅ではなくわれわれ世界…

風太郎と水鳥

ジョグの途中で川の際から上空に向かって一斉に水鳥が飛び立った(2009年02月08日06時23分16秒)。その気配は前からあった。むしろ分っていたというべきか。だがこんなかたちで。そのワンショット。ジョグから走りに変えた。風がきりきりからだに痛い。 そし…

英知と決断

雨のジョグ勇気&英知の交じる冬 金城さん(id:simpleA)を掛川フルにお誘いしたらとてもいいReが入った(http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20090117#c1232605362)。それで、ネクスト・ステージに向けて、想いをアウトプットする必要性を体感している(http:/…

掛川フル(フルマラソン)にエントリー

しばらくネットを外していました。久しぶりに近しい処遠い処(ブログやHP)を回りました。 それで決めました。 http://d.hatena.ne.jp/future-human/20090107/1231300580の ヨッシーの掛川のフルマラソンにシンクロ(参加)します。 じっくりゆっくり歩くのも…

新年明けましておめでとうございます

今を走る=SJC Emmaus’s fotolife - タグ「jog090103」 昼間13キロ、とてもいい走りに出たがふと思った。この感覚もいつしか忘れてしまうのだろうが、昨日の走りの記憶がまだ体の四隅にあって今覚えているからこそ過去と現在の差異のなかでオノレの確かな感…