Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

世界がゆるやかに構成されている?

本居宣長は「情」という字にルビを「ココロ」とふっていたそうです。その情を支える体は情のように揺れ動くのではなく強くココロをも支える<生命>そのものであって、体だけでは私たちは完結はしません。<もっと大きなもの>への関わりが私たちを覆ってい…

遠くになって近くに感じること

仕事が終わって川岸をジョグしていたら月が出ていた。どういう訳だか、メルデセス・ソーサの歌「トゥクマンの月」を思い出した。この状景とは全然関係ないけどこんなことってたまにある?ソーサを聴いていた昔の自分から遠くなった今。だが遠くになって「何…

<わたしたちということ>を得て

川岸のあるところだけに木が茂っているのだ。 それはわたしの欠如からの享受であるのかと問うてみる。それはわたしの豊かさからの贈与(分け合うもの)であるのかと問うてみる。それはわたしの他者とおなじくあることの受容であるのかと問う。 つまりそれに…

きめて、始めてわかったこと

思うところあって、30余年やって来たデザインの仕事をたたんで、第二の仕事としてこの歳(五十七歳)にして新たな分野の職種、終末医療の現場で働き始めた。引っ越しをしたというのもそれが背景だった。今までに会社勤めの経験はいくつかあるが、長く自営だ…