Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

2020-01-01から1年間の記事一覧

季節はずれの青柚子を剥く

この時期の柚子は皮は黄色く熟したものばかりだが、青い柚子が店頭にあった。めずらしさの余り購入。 さっそく、慣例?の柚子の皮剥きイベント! 途中切れ落ちることなく、一枚の薄皮剥きに見事に成功。 何か良いことがありそうだ。 それで、柚子蕪の甘酢漬…

冬の旬の小松菜サラダ

遠くにある鈍い光りより、身近な旬のキラリとしたものに気持ちがむく。 軸が柔らかく緑が際立つ瑞々しい小松菜を見つけた。 冬の旬の野菜サラダを作ろう。 先ずは下準備。 深さのある瓶に水をいれ、一枚一枚軸から剥がした小松菜をしばらく活けて置く。束の…

落ち着いた寛容なるカレースープメソッド

春夏秋冬、季節ごとにカレーがある。あるあるレシピ。で、冬は刺激のないからだが温まるものが好ましい。たとえば、里芋や蕪などの根菜類いっぱいのカレースープ。 やはりカレーはスパイスが決め手だ。繊細の反対は粗暴だが大胆に。速いの反対はゆっくりだけ…

思いがけない贈り物のような美しさの話

時は流れ、あるものは滅び、またあるものは剥がれ崩れ落ちる。ものは朽ちるが、刻まれた名は残る。 わたしの祖父は、「美」という文字について、広大なところに羊たちが佇む風景を表していると、その意味深さを称したそうである。これは、父を経て母から聞い…

春の蕪は冬ほど甘みがないが...

春の蕪は冬ほど甘みがないが柔らかい食感を楽しめる。 剥いた皮を使って即席漬けを作ってみた。 青柚子も出回りだした。 柚子蕪の方は甘酢でつける。家の定番だ。これは、いつも調理担当は僕になっている。

Rinascerò rinascerai 私は生まれ変わる あなたは生まれ変わる

コロナウィルスで、世界で尊い命がうばわれ続けている。一人ひとりのいのち。 それだけではなく、今生きているわたしたちも生活行動に仕事に多くの制限がかけられている。甚大な被害が及んでる。この影響は深刻だ。 さまざまなことが今、わたしたちに問いか…

白菜ロース

もう二月の終わりになると白菜の旬を過ぎてるが、なんとかまだその盛時の良さを味わえる。 それで、あの吉本隆明家の定番の「白菜ロース鍋」が今晩のメニュー。薬味は玉ねぎの擦り下ろし。鍋に白菜を重ねて、豚のロースを乗せて火が通るまでしばらく待つ。頃…

ジャン=エフラム・バウゼ

ドビュッシーの子供の領分の 「ゴリウォグのケーキウォーク」を最近、頓に良く聴く。 演奏家は引く手数多。 ピーター・ケイティン モーリーン・ヴォルク ペーター・レーゼン ヴァルター・ギーゼキング アルフレド・コルトー アルトゥーロ・ベネデッティ・ミ…

何もないところに変化は起きない -記憶のあやとり-

記憶を辿ろうにも以前のことが思い出せない。年とともに記憶が薄れて来たのだ。通常、認知症は短期記憶が衰え長期記憶は大丈夫なのだが。 記憶が薄れるなかでも、この時われわれはおのれの可能性を見出そうとする。年老いてもなお、それはけっして自分にたい…