2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧
山本弘という画家を知ったのは、id:mmpoloさんのブログである。まだほんものは見ていない。色彩の一途な美しさと同時に速描からくる激しさで、色が息をしている。もっと観ているとその色の呼吸が穏やかさに繋がっていると感じて、その穏やかさにボクが安易に…
音無の川面にあらたや秋の雲ストレッチ股より臨む秋の空
晒されて視て写して記憶に至る存在と描写と表現=脱複写 - Emmaus’にTBされた中山さんが更に、画家・佐伯祐三(2007-10-14 - 横浜逍遙亭)にも敷衍されコメントされている。思うに・・・認識とは<存在>そのものを思考することだろうから、ルクレティウスが…
どうもこのところデジカメで写すものが対象の価値によりかかり過ぎではないだろうか。かつて植田正治 http://www.japro.com/ueda/は写真についてこう言っている。 美しく、めずらしく、貴重な被写体であっても、対象の価値によりかかりすぎたものに心をうつ…
先日私の勤務する病院で患者のUさんが亡くなられた。鳶職の頭領だった方で、体の片方には見事な龍の刺青があった。どんな経緯の刺青だったかは分からない。空っぽになった病室になって幾日も立つが、長身の年老いた体に彫られたものが、ただの勇さだけでなく…
秋桜の写真から色を取り去ってみた。モノクロの写真を再認識した訳でもないがそれがより植生の獰猛さを想起出来ると思ったからだ。だがボクが単純に白黒にしたものを画像ソフト処理を専門にする友人に送ったて見てもらったが、「つまらない」とのメールが来…
コスモスや隈無き先が川に急くいつものジョグとは違うコースをとったら・・・一面秋桜だらけの河原に出た。本来コスモスは群生するものだろうが、ここまできたら植生の獰猛さに圧倒される。弱々しく「風に揺らぐ可憐な花」などというイメージは微塵もない。
三上さん(id:elmikamino)のメカスの映画哲学のエントリーにコメントするはずが、あろう事かボクは<自由>と<表現>ということついてビル・エヴァンスを「途方もない距離のなかから」その例えにした。それは間違いではなくそう思ったことだった。それ(htt…