Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

うますぎる・栗まろと祖母のきんとん

栗がたけなわを過ぎてもう一ヶ月。しかし、栗は栗で、甘露煮にした栗は今も美味しく味わうことができます。京都の和菓子鶴屋吉信の「栗まろ」があります。絶品の出来栄えの栗で、毎年この頃に買い求めています。 そして一方、昔わたしの生家には大きな栗の木…

あることとないこと

物・情報・言葉・人 毎日、朝起きて寝るまで、「モノ」に囲まれて生活しています。これらのことは適度に必要ですが、あまり「モノ」への依存度が高くなると困ったことになりかねません。 さて、ある日スマホを忘れて外出してしまい電車に乗ってから気づいた…

グラス・薄さの温もり

冷たいガラスなのに、思ってもいない温かさをふと感じる。 それも、より薄いクリスタルな透明さが光りの温もりとして直にこちらに伝わってくるという具合。 コロナ感染者が終息を受けて木村硝子店の直営店が再開したので、湯島に行ってきた。 www.kimuraglas…

富と貧しさと鴨

富は一つの才能であり、貧しさも同様に一つの才能である。金持ちになった貧乏人は、贅沢な貧しさをひけらかすであろう。コクトー『恐るべき子供たち』 そうであるならば、貧乏になった金持ちは残り少ない豊かさを誇示するのだろうか。どうだろう。慎ましさを…

冴えないごぼうをどうにか調理

タワシで泥を落として、ごぼう生齧りしたが、どういう訳か今日のごぼうの味が冴えない。もっさりして甘さがない。土は同じでも畑が違うだけでも時期がずれただけでも味が違うと言うが、どうなんだろう。よく見ると少し巣が出ている。 それならばと、、、、 …

蕪をさっそく齧ってみたらうまい・世界は面白く楽しい

早朝、外に出てしばらくすると指先が寒さでつーんとしてくる。その立冬を過ぎて、見るからに新鮮でおいしそうな白蕪が出回りはじめました。 蕪自体は「すずな」と呼ばれ春の七草に入っているくらいだから古くから親しまれてきたのだろう。大根とは形も違い小…

たたきごぼうの酢漬け

もともと自分の備忘録として始めたこのブログももう18年になろうとしている。あっという間に僕も72歳。こんなものかと、呆然とする暇はなく今日まできた。だから大した感慨はない。 母譲りというわけでもなく、小さな頃から料理好きでどういう訳かごぼうが好…

隔たり・近さと親しさ

人は遠くにいても近さを感じることがあります。また、近くにいるのに隔たりを感じてしまうこともあります。 このコロナ禍でホームの利用者の方がご家族との面会が出来なくなっています。 そんな折り、認知症が進んだAさんにふとスタッフが声をかけました。 -…

百合根が出回り始めた

旬の百合根がそろそろ出回りはじめた。生でしゃっきり茹でてほくほく。 合わせには何がいいのだろうと思いうかべて。辛子明太子をのっけてみた。日本酒とおもってみたが、意外や白ワインがあうようだ。 器は小石原の小鹿田焼の皿にしました。