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“だれ一人自分のためにだけ生きている人はいない”

落ち着いた寛容なるカレースープメソッド

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春夏秋冬、季節ごとにカレーがある。あるあるレシピ。で、冬は刺激のないからだが温まるものが好ましい。たとえば、里芋や蕪などの根菜類いっぱいのカレースープ。

やはりカレーはスパイスが決め手だ。
繊細の反対は粗暴だが大胆に。速いの反対はゆっくりだけど、丁寧に。
大胆さというパンチ、そして、丁寧さというふくよかさ。

今回は繊細だけど滑らかに。素早いけれど大らかに。

滑らかさという落ち着き。大らかという寛容さ。という感じはどうだろうか。いい感じ。

で、選んだスパイスを列記してみよう。

ベースになるスープは、旬のものにしたい。トマトは避けよう。コンソメも使いたくない。白菜はどうだろう。それに豆乳は。出来たら豚のエッセンスを少々。

僕らの心身を温め整えてくれるに違いない。

 

思いがけない贈り物のような美しさの話

時は流れ、あるものは滅び、またあるものは剥がれ崩れ落ちる。ものは朽ちるが、刻まれた名は残る。

わたしの祖父は、「美」という文字について、広大なところに羊たちが佇む風景を表していると、その意味深さを称したそうである。これは、父を経て母から聞いたはなしである。

実は、自分の名前がマサミということから、学校でよく「女の子だ」と揶揄われて、いつもはそれに耐えていたが、ある時堪らず家に帰るや母に八つ当たりをしたことがあった。今から考えると、ほんとうは自分こそが自分の名前の「美」に違和感や劣等意識が強くあったのかも知れない。 そのことが父のところに伝わり、命名の経緯を知る父から母が聞き、当の名付け親の祖父の話を母がわたしに話したのだった。

慎ましく大らかに静かに佇む羊。内容が内容だけに、突然の思いがけない贈り物に戸惑い、子供のわたしには良く理解できなかった。以来、歳を重ねる毎に、人に言うことはなかったが、次第に自分の名前に少なからず誇りを持つことが出来るようになっていった。時の経過とともに。刻まれた名前。

そして、今年春にふとしたことで、とある本の文章に出会った。

美しさは強力なリソースであり、そこからわたしたちはエネルギーを得ることができます。最も悲惨な状況であっても、美しさはあなたに語りかけます。美の発するエネルギーを受け取るスキルはわたしたちの人生を変える力となるでしょう。

ジェレミー・ハンター,稲墻 聡一郎. ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室

もう既に父も母もいない。むろん祖父もいない。久しぶりに穏やかな秋の朝、清々しい空気をいま満喫している。