Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

2010-01-01から1年間の記事一覧

音楽の語らい-この場に佇む-

われわれが時間や空間の中に「在る」と言うのは、時間や空間という森に「住まう」ことだ。もっというとそこに居ることを常に発見し続けること。わけてもこれは今(現代)のわたしたちの確かな情景を表しているのではないか。セザンヌに「自然は描かれたよう…

何でもない一日が特別な日になった

横浜フィルハーモニーの演奏を聴いて 仕事を終えて帰りの電車の中さっきまでipodしていた。曲は、Ryuichi Sakamoto / parolibre / the sheltering sky (live_2009_10_7) 心地よい仕事の疲労感。ピアノの音。音楽は時への探求だ。shuffleしてDamien Rice。一…

神を探し求めたことはない

これだけはいえます。わたしはこれまで一度たりとも、いかなる瞬間においても、神を探し求めたことはないと。おそらくはそのせいで、もちろんあまりに主観的といえばそれまですが、神を探し求めるという表現は好きではなく、あまつさえまちがった表現である…

駒ケ根高原マラソン・ロードレース

sjc

ロードレース 昨日駒ケ根高原マラソンのロードレースを楽しんできた。実は、この大会のエントリーは昔の走りの友達からの誘いだった。ボクのエントリーは坂の上下の高低差のある6kmコース。当日現地駒ヶ根高原は快晴気温20゜C湿度38%走りとしてはこの上な…

似て非なるものの走りをやってきます

走り始めて27年。時々思っていたのは、横目にするテレビで映し出されるマラソンというスポーツ番組だった。とても不思議な違和感。彼らは、キロ3分というスピードで走り抜けるには、その目標の完結する42.195kmだけでなく、レースの準備としてあらゆる鍛練の…

写真はほんとうのところはよく分からないがたのしみたい

三上さん(id:elmikamino)への手紙(コメント)三上さんお元気でしょうか。朝ジョグしていたら犬と散歩人のいい風景がありました。会ったことのない風太郎くんをすぐ思いました。それが左の写真。それに今朝ジョグにipodでシャッフルしていたら、倉さん(id…

たのしいものとたのしいこと

近づいて撮るのと同じく、広角に遠くから俯瞰しようとしても対象はどんどん曖昧になる。それはそうと・・・、むしろ写真というものは多義的でとてもイカガワシク偶然でそれ(存在=知覚の束)を超えていると思えるのがとても面白いのです。かんたんにいえば写…

ふーさんの鮎

もう落ち鮎の頃だろうと思いながら川岸をジョグをしていたら向こうからふーさんがとことこ歩いて来る。同じ長屋の住人だ。ふーさんは、からだが小さく、肌は日焼けでチョコレート色だからすぐわかる。ニコニコ笑っているからどうと訊くと、箱一杯よとやっぱ…

夜の白むのが遅くなりはじめた八月の頃に

私鉄が乗り入れしている駅がある。早めの仕事の朝、始発から二番目の電車でその駅に着く頃には、2つ向こうのホームの先端にきまって一人の乗務員が立っている。その情景をもう三年も見続けてきたことになる。交替勤務の電車の到着のきまりだろう、どの時も…

書き損じた一枚の絵葉書

あるはずの夏服が見あたらない。去年も探せなかった。 止むなく部屋の天袋をあさっていると、古い大きな旅行鞄の中から書き損じた一枚の絵葉書が出てきた。フィレンツェのアルノ川の絵葉書で、生前の父と母に出そうとしたものだ。“元気です、暑いです。明日…

梅雨明け四日目

日の出のその瞬間よりも寧ろその前後こそ、あるいは違うアングルによって見る方がその日の出の実体が如実に分かるのと同じように。<傷み>は、そのものの時や場所というよりも、もっと違う形で知覚できる<痛み>として現われてきてこそ俄に見えないその患…

梅雨明け

梅雨明けだと後で知る。4:30 ひさびさに夜明け前にジョグスタート。夏の朝空にしては秋のように澄んで青く深い。5:45 走りを停めてデジカメをとり出して見上げた空。からだの回復はほんもんか!?と帰宅し糠味噌を捏ねながらふと不安にオノノク。こねに捏ね…