Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

父とぬか漬け

父が亡くなって暫くしてから「ぬか床」を作り始めた。捏ねに捏ねて八年が経つ。なぜ「ぬか床」でなければならなかったのか、今でも分からない。とても美味しいぬか漬けが出来るようになった。それにしても父は漬け物が嫌いだったなと、ふと思ってにんまりす…

風に靡かせながら

勇気というものは、青年にだけが保持するものだろうか? 自らをふるい起こし、それを発揮するのは若者だけでだろうか。無論そうではない。老成にある者とて常に既知と未知の十字路の途上であるのだ。志向の未開の領野にある者なら、かつて知り得ないような新…

好きな理由/嫌いな理由

かおり降りジョグ終え見上げし針槐長めの走り30キロを先月から今月かけて何回かこなした。その余勢!?をかってハルキについて。何度読んでもなじめない村上春樹の小説。人は99の嫌いな理由でも最後の1つの好きな理由で良しとすることもある。動かされる…

朝走るものたち

大学や高校の陸上部のランナーの格好のコースが、ここ多摩川のサイクリングロードだ。こちらが走りを終えた後ろからパタパタと足音が迫ってきた。たぶんキロ4分内のラップを刻んでいるスピードだろう。花は走る者たちを見ているのだろう。きっとね。

周縁に開く・ブログ力=対話的志向の創造

良い写真だ。みんないい顔をしている。見ることで聞えてくる声。聞えないのに聞えるんだ、ふしぎだな。そこに聞えるのは新たな流れと風の音だ。この顔がすべてを語っている。いいことには笑みがある。草原(ネット)とリアルの交叉する十字路に風が立つ。新…

新記録

五月雨に新記録と見間違う携帯から投稿してみた。簡単だ。☆3つだ。

五月雨2008

雨なのにとても明るい。岸辺には針槐の白。すれ違うなじみになった早起き人。軽く会釈をする。グランドに犬を連れ傘をもった人達の談笑の声が聞える。遠くに釣り人がいる。たぶんねらっているのは鮒だろう。葎の青の丈が伸びてシューズを濡らす。雨の朝のジ…

山は急峻でなだらかに丘は続く

三上さんが杉浦康平について書かれている。http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20080506/1210079427。ボクはふと折口信夫の「死者の書」を思う。杉浦は眼に拘る、自らの視の限界においても。彼は極度に視力が悪い。「見ることは何か」とデザインに必用に関わ…

夜走

それぞれに皐月のジョガーと息と夜走りながらボブ・ディランの「ナッシュビル・スカイライン」をふと思い出した。村上春樹の「風の歌を聴け」にもあった曲。が何度読んでも彼のもの(小説)はなじめない。彼が選ぶ音楽はとても好みが合うのに何故だ?人の好…

前のめりに志向するブログ力

世に云うGWとは縁なく仕事に専念する毎日。まったく三ヶ月前と同じ日常だが、それにしてもはてなのある局所ではすごいことになっている。 己の気持ちを前向きに少しずつでも開きながら同調させていくことでしか、その動向の意味を知ることすらできない。そん…