Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「手の変幻」

karposさんがここのところミッシェル・ド・セルトー「信じるという脆さ」1祈りのうちにある人<所作の木>を続けられている。祈る木 ① - karpos’s blog。所作を含む祈りの身体性と祈りの全体性あたりに関心があったので興味深く読んでいる。 「手」にまつわ…

祈りに

隠される 神は世の知恵を愚かなものにされた。何故に。この世においてあるいは人において。賢い者の知恵を滅びとされ、また聡くもことに通じた分別をも空しくも隠れるものとなさるのだろうか。主は。いと高き方である主はたしかに云われたのだ。近さと敬いに…

西田幾多郎

松岡正剛が西田幾多郎を言及している。ついに入ったか。http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1086.html 私が世界に絡まり、世界が私を継続させる。その一体としての目覚めは領野を俯瞰し山容を眺望することではなく現実の只なかでの次に地点-というよりも…

光を知る

四つ目の火が点った。待降節主日の今日。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む(overshadow)」(ルカ1:35) 神は「光あれ」*1と仰せになって第一日の日に光を創造された。だのにまた四日目に二つの大きな光る物と星なんかをお造りになっただな…

日本語の早道2

日本語の早道1 - Emmaus’の続きである。 わたしとあなた トラックバックをいただいたkarposさんのエントリー日本語 - 新生★KARPOS。 続けて日本語 - 新生★KARPOS。アントワーヌ・キュリオリ。発話操作理論。ふむふむ。なるほど。 ボクのエントリーの<語>に…

日本語の早道1

とある電車内での会話 「やっぱり よかったよ」 「うん何?」 「いや 山中湖さぁ」 「へぇ ほんとに行ったんだ」 「天気よかったっし 仕事がらみだけど 最高」 「そだろう あの部長はゴルフで別行動だし」 「うん あっそそ今度また仕事回すからさ」「じゃま…

待ち望む

今日の主日をむかえてローソクに灯りが三つともった。「あなたがたの中には、あなたがたの知らない方がおられる。ヨハネ 1:26」今でこそ聖書を開くことがあたりまえ。だが何と昔は・・・ カトリック教会では、一般に聖書をあまり読まない傾向がありました。…

息の転換・パウル・ツェラン

パウル・ツェラン全詩集〈1〉作者: パウルツェラン,Paul Celan,中村朝子出版社/メーカー: 青土社発売日: 1992/05メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (5件) を見るおよそ本来的な<私>自身などというものはなく、他者においてこそ私である…

このへんのこと3・ロバの音楽座

音たち・楽しいね 子どもらは温もりの音たちが好き。つまりニコニコとほほえみのある音たちが居る音楽が好き。それにもましてひゅーひゅーと冷たくとも冬の風が綴る!音の起源をも子どもらははじめっから知っているのだろう。大人があてがうあのなうての「音…

イスラエルとは

karposさんよりトラックバック(信頼 - 新生★KARPOS)。 merci!!アブラムが旅立った。何処に? 神と信頼としての一致。 この一致は聖なる結び目(covenant)以外に何を考えることができるだろうか。そうしてkarposさんが云うように、パウロがモーゼを巡らす。 モ…