Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

見えないものを見る

確かさ哉明くる林に冬芽あり見上げるとすっかり葉を落とした林。それだからこそ野鳥の動きがよく観察出来るというもんだ。やってるやってる。ツグミ、メジロ、ジョウビタキなどなどが餌を取るのに忙しい。見えなくなって見えてきたものたち。 そんな枝だけの…

流れと枝

川の淵に木の枝が引っ架かっている。そこに渦が出来て、川流木を跨ぐように水がさらに流れゆく。流れに枝があるのか。あるいは枝に流れがあるのか。たぶん、枝が初めからあったのではなく、川の上流の何処かで折れて流木になったのだろう。日毎に水嵩は増し…

「書」をするということ

何より楽しい 筆をもつことって楽しい。 墨を擦って筆に墨を含ませ、 はじめの打ち込む瞬間の起点。何にもない白に筆をスッと鑿のように落とすのが心地よい。やり直しはきかない。 そして何れかの方向の縦横に進み、流れに任せて力を抜き走り送る。 次ぎの画…

フェルメールの光

松岡正剛の「フェルメール」についてのアーティクル。http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1094.html 先ずはルネサンスやバロックが「光」をどのように見たか、またガリレオやホイヘンスやフックがレンズで世界を見ることになった意味が何であったか、それ…

貫かれた記憶

知られるということ 前日の聖書朗読 マルコ福音書 1:40-45 MAR01:40 さて、らい病を患っている人が、イエスのところに来てひざまずいて願い、「御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と言った。 MAR01:41 イエスが深く憐れんで、手を差し伸…

勇気と幸福

◇ミネルヴァあるいは智慧新たな年を迎えた。休暇はゆっくりくつろげた。よって日頃から溜まっていた疲れもすっかり取れた・・・。そんな中、常々読んでいたリール遊民夫婦の手記勇気と幸福(アラン) - KIYONOBUMIEのエントリーに眼がとまった。そのブログに…