Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

月をさす指/目覚め

月は今は出ているだろうか。その時そう思うだけでなくあなたは何よりもその時外に出て確かめてみるだろうか。ある朝わたしは空を仰いで西に沈む頃までを眺めていた。真実はただ実際に生きて経験すること。そう出来るだけ。そこにいるのか。いないのか。だが…

形相的像

エックハルトは言う。 この力(精神的形相のあるいは形相的「像」の容れものや宮)は魂と父との等しさを創り出すと。それは神性の流出を通じて創り出されると。そのことにおいて父はすべてのものをもろもろの像を子と聖霊にその源から注がれると。 確かにそ…

沈黙出来る?

アウグスティヌスは言う。 「人が神について語ることのできる最もすばらしいことは、内なる豊かな知恵に従って、沈黙することができるということである」と。

救いの問い・カール・ラーナー

人格的存在 >> 世界性 時間性 歴史性 しかしながら、人間は超越と自由を有する人格的存在として、同時にまた「世界的」、「時間的」、「歴史的」な存在である。そのような主張は、キリスト教の福音が人間に帰する諸前提を描写するために基本的なことである。…

幻を書き記せ

わたしは歩哨の部署につき 砦の上に立って見張り 神がわたしに何を語り わたしの訴えに何と答えられるのかを見よう。 主はわたしに答えて言われた。「幻を書き記せ。 走りながらでも読めるように 板の上にはっきりと記せ。 定められた時のために もうひとつ…

エックハルト説教集

小平小景エックハルト説教集 (岩波文庫)作者: エックハルト,田島照久出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1990/06/18メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (21件) を見るマイスター・エックハルトの「離脱」はボクらに〈神など知ること…

形相

アウグスティヌスは次のように語る。 神は精神とも「心」とも呼ばれるあの最初の魂の領域において、魂の有(う)と共に、ひとつの力をつくった。師たちはそれを精神的形相のあるいは形相的「像」(イデア)のいれものや宮と名づけていると。 それでエックハ…