emmaus.hatenablog.jp

“だれ一人自分のためにだけ生きている人はいない”

でっかい優しさに会ってきた

でっかくてゆたかなものに会ってきた。懐の深い優しさってこんなもの。河井寛次郎。「仕事が仕事をしてゐます」。おおきいな。ぽかぽかあったまった。

僕の70歳のお祝いにと妻が「京都日和」として計画してくれた小旅行に行ってきた。名所旧跡回りもせずにのんびりとしようて思ったが、せっかく京都まで来たのなら、河井寛次郎記念館には寄りたいと足を運んだ。

やっぱり、大きく、深く優しい。よかった。

それにしても、記念館の座敷に昼寝していた猫。気持ち良さそうだったな。

「絵日記」

とある温泉場にいた。そこに水彩の棟方志功の絵日記があるのだ。絵はA3サイズくらいで表紙がふるっていて紫紺の絹糸で綴じてある。

豊かな色、絵の周りには棟方らしい生き生きとした躍るような字体。なんて書いてあるのか判読できない。ぱらぱら捲ると、あまりの素晴らしさにただ呆然。それからドローンから見るように温泉場を宙空から俯瞰しながらだんだん僕は遠のいていった。

棟方の絵日記が実在するのか知らない。だが、今もその絵日記がはっきり私の中に焼きついている。いい夢の話でしたwwW,...

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有田・西山のコーヒーカップ

何気にとり出したコーヒーカップ。もう四十数年の歳月が経っている。江戸川の平井の時代、よくかよった可否茶舗 儚夢亭の店主Mさんからぼくの転任祝いに譲ってくれた有田西山の小ぶりなコーヒーカップ。まだあの頃は宝飾の仕事をやっている頃で、その腕が半人前だったから朝から晩まで夢中で専念していた。熱意というものには、単純で明解な目的と動機があるというが、果たしてどうだったのか今からするとわからない。とんでもない思い違いだったかもしれない。目はいつも充血していた。ともかく宝飾やデザインに時間を費やしたのは確かだったし、それで結果はある程度の仕事ができるようになったのも確かだった。 仕事から帰っても自分の造りをやっていた。モルタル造りのアパート住まいで、住人からは、夜遅くまでヤスリや糸鋸の音がするので、もしや爆弾でも作ってるのではと噂がたち怪しまれてた。笑ちゃうけどね。

夜は普通ならコーヒーは一杯で終わるはずだのに、どうしたことか昔のことに思い巡らし、夜更けについおかわりをして眠れなくなってしまった。 Mさん、相変わらずおれだめだなー。いつも一つのことにとらわれて周りが見えなくなる。おかわりは自由だけど、思いに耽てその思いにながされちまって。たまにはそれもありだとMさんは言うだろう。Mさん、先にいっちまって。でもいつかは会えるんだね。

五年くらい前一度お店に行った。奥さんのY子さんが続けていた。風の噂では改装中だという。