2005-03-20 沈黙に隔てられた自分 いまこうしているぼくは、世界じゅうに何一つ所有しないぼくだった。ぼくは、砂と星とのあいだに方途を失って、ただわずかに呼吸することの心地よさ以外には何ものも意識しない一個の人間でしかなかった。サン=テグジュペリ 「人間の土地」から