Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

2018-02-20から1日間の記事一覧

ある春の朝

親許を出たのが二十歳の時。もうこれからは家も生まれも育ちもない、自分が自分の力でやる。その気持ちでワクワクした。恐いものはなかった。太陽が眩しかった。 だが、あの眩しさは太陽の光ではなく、親の眩しさだったのだと50年経って分かった。 今あらた…