朝ご飯を食べて居ると、お勝手の奥からトントントンという包丁の音とともに「ねえ、庭にホトトギスが咲いてるから・・・」と家人の声がした。だがその声が嫁いだはずの娘の声に余りにもそっくりなんで驚いて覗いてみたら、やはり当然女房だった。 何も言わず…
六月の頃からポツリポツリと行きつ戻りつ、子規の「筆まかせ抄」を読始めて、彼の死の前年から表わされた「墨汁一滴*1」「仰臥漫録」にどうやらこの十月に辿り着た。http://d.hatena.ne.jp/Emmaus/20060620/1150848862その当時、彼はすでに左右の肺は大半が空洞…
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