Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

特別は要らない・習慣を見直す

ふとしたからだの動き。電車待ちにスマホで時刻表を見る。階段を昇る。電車に乗って座る。家に帰り、食事をする。そのあと器や鍋を洗う。歯ブラシに手を伸ばす。時計をみる。腰掛けて本を手にする。本の頁を捲る。

意識的な動きとほぼ無意識な身体の反応。習慣化された動き、パターン化されたルーチン。

走りにはその都度の判断と決定、ポジティブ な強い意思の力が要求されるが、さまざまな日常の普段の習慣化された動作が裏付けされている。意図的で能動的な<走り>の中に無意識な動きが現れている。

この一見ネガティブな「習慣」に注意を向けようと思った。この反応をコントロールするにはポジティブな意識が必要だが、しかし格別大きな力は要らない。むしろ力は無用。自分を変えるのには無理がないシンプルさは、とてもウェルカムだった。自分との蟠りを解く自分との握手かも知れない。


ふだんの何気ないからだの動かし方が自分の人生の全体の営みを決定づけているのではないか。

このように日常の習慣的な 動作を変えることがアレクサンダー・テクニークの基本だ。習慣のブラッシュアップ。すべてが上手くいく訳ではないが、先ずは頭を上に持ち上げることからスタート。