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“だれ一人自分のためにだけ生きている人はいない”

 一なるもの 離脱

わたしがそこに見つけたのは、純粋な離脱はあらゆる徳を凌ぐということに他ならなかった。なぜならば、他のすべての徳が被造物に対して何らかの結びつきをもっているのに対して、離脱はあらゆる被造物から解き放たれているからである。だからこそ、わたしたちの主はマルタに、「必要なことはただ一つだけである」(ルカ10:42)と語ったのである。この言葉は、マルタよ、心が悲しむともなく、純粋でいたいと思うなら、一なるものを持たなければならない、このことが離脱ということである、という意味だった。
エックハルト説教集より