Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

言葉

「健勝」の意味深さ・ベクトル

今を生きる 今日、友人から言葉が届きました。「ご健勝をお祈りいたします」と。 確かに、今の私は先が見えない日一日一日ですが、それも、明日に向かう有向線分と見れば今日限りではなく、そのベクトルもさらに強められ明日へのエネルギーの源になります。…

「緑」さんが「青」さんをいつまでも頼みにしている理由

今日の話は、どうして緑を青というのかというお話です。 若い頃「青梅 マラソン」にでたことがありました。普段よく使う食材に「青柚子」、「青唐菓子」があります。青菜も好きだし、 梅雨明けの街路樹には青桐があって、好きな器は青磁。 万葉のころには「…

新明解国語辞典第8版机上版購入

三省堂の新明解国語辞典の第8版机上版が出たというので、隣町まで行った折、本屋でじかに手にしたが、しっかりした製本に納得。購入した。 辞書は世に連れ、世は辞書に連れというかはわからない。 ともかく、時代や社会の変化とともに言葉は変化する。 三省…

逞しくあれ 慎ましくあれ 健やかであれ

教えの意味ではなく 生き方でもない 人を咎めることではなく 敢えて人に伝えることでもない この手に受け止めようにも この水を両手でむすぶも こ ぼ れ お ち る 清冽で また温もりのある 終わりのないもの やはり言おう 自らのために ゆっくり かみしめな…

名づけられたもの

「ー」「呼ばれています」「イエズス・キリストへ」合唱「水のいのち」などの歌を作詞をした詩人高野喜久雄氏の言葉です。 名づけられたものはつねに結ばれつつそれぞれの名を超えようとします。「結ぶ」ことは「共に・生まれる」こと、聖なるものに向かって…

「おい」という言表・ラングとランガージュの追記

追記 http://d.hatena.ne.jp/Emmaus/20070306/1173131105 むしろラングはルールということよりも契約的様態と見る方が現実的だろうとボクは考えます。つまり危機において文法単位が単語やフレーズの静的に作動せずに、前の語に促され次の語が導きだされる動…

「おい」という言表・ラングとランガージュ

「草枕」の第2章の始め、余(主人公の画工)が「おい」(英訳ではAnyone there?)と峠の茶屋の者を呼ぶ。言語はその言語の裡に言語の本質を表します。犬が「ワン」と吠えた音に発話の意味を見いだすことは出来ません。単純に「おい」という言葉の器(記号)…

do your bestと言った若者 

頑張れという言葉は中年の者(特に臍まがりの)には禁物であろうかと中年を過ぎた私は思う。そうでもない。がともかくそれにしても、頑張りましょうと一概に言われてもその意味の受け取り方は様々である。実のところ一体誰がどう頑なに張り切るのか何をどう…

「祈り」は何であるか?

「祈り」は「祈り」自体が何であるかという問いそのものでもあるのかも知れない。しかし、それによってこの問いの中味には全然触れられるところはないのである。いかなる定義を与えようとも、問いを問いとして示すに過ぎない。答えは「祈り」そのものによっ…

日本語の早道1

とある電車内での会話 「やっぱり よかったよ」 「うん何?」 「いや 山中湖さぁ」 「へぇ ほんとに行ったんだ」 「天気よかったっし 仕事がらみだけど 最高」 「そだろう あの部長はゴルフで別行動だし」 「うん あっそそ今度また仕事回すからさ」「じゃま…