本を読む楽しさを知ったのは、いつ頃だったのだろう。 小さい頃から体が弱かった。何かにつけてすぐ熱がでる子だった。そもそも免疫力(病原菌を抑制する力)がない身体だったのか。毎年秋から冬にかけて丹毒という特殊な病気に罹患していた。わたしの場合は…
「草枕」の第2章の始め、余(主人公の画工)が「おい」(英訳ではAnyone there?)と峠の茶屋の者を呼ぶ。言語はその言語の裡に言語の本質を表します。犬が「ワン」と吠えた音に発話の意味を見いだすことは出来ません。単純に「おい」という言葉の器(記号)…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。