Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

道 <ある一つのグラウディング>

昨日から今日。今日から明日。自然の中、月の満ち欠け(上の写真にはよくみると朝の残月が写っています)といいい、日々様々なものが変化しています。僕の介護の現場のおいてもそうです。日毎の利用者の方々のADLも変化します。

一つのルーチンでも漫然と繰り返すのではなく、日常の中に新しいものを見出し、それに対応しないとズレが生じてきます。

さらに近年、問題の地球環境の変化。温暖化と気候変動。

かつて、森有正という思想家が経験について

物が移っていくという絶え間ない時間の働き。経験という要素。経験として生きているあいだは(わたしたちは)絶えず変貌する。

と述べ、一方、体験について

体験それ自体が変貌するということはありえない。ある一つのものが成長するわけではない。

と経験と体験の違いを述べたのを思い出しました。何も思想家でなくとも、一般の私たちも同じことでしょう。

では、感覚が呼び覚まされ、新たな触れ合い(出会い)を知るにはどうしたらいいのか。そこで今の自分のグラウンディング

グラウンディングとは、地に足を着けて、自分のエネルギーの上手い解放方法。僕にとっ今、何が自分に心地よいのか?の発見です。 グラウンディングはスピリチュアル系でよく出てくる言葉ですが、それではありません。

貌がみんな違うように、一人ひとり違います。 今の僕のグラウンディングの一例としては、実は数年前は歩きも儘ならなかったのですが、走れるようになったことです。最近400メーターだけど走れるようになったことです。

今感じるみなさんのグラウンディング=心地よさの発見は何ですか?