Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

2008-01-01から1年間の記事一覧

雨走

天気にはいいもわるいもないわけで。雨の川沿いのサイクリング・ロード舗装路を走り、折り返しは河川敷の草道、仕上げに芝のグランドで裸足ジョグ。裸足で走るのは足の裏の感触が頭にどんどん入ってきて(自覚されて)、とてもいいです。ですが、危ないので…

BLUES FOR AVA

チャーリー・パーカーの影響をもろに受けたミュージシャンのひとりにトニー・スコット(クラリネット・プレイヤー)がいる。そのアイデアとテクニックがみごとに力強く完成されていく状景。その<場>に少しだけでも身を置きたい、肖りたいと思う。だから、…

南天の花咲く頃に

写真のプリントサイズの正方形フォーマット(square sized print)に興味をもっていた。それをし始めたのが昨年の暮れ。はてなに載っけたのがhttp://f.hatena.ne.jp/Emmaus/20080127024204。だんだんなじんできた。今は539ピクセルの正方形でやっている。

橋を架ける者たち

気分はSJC=とてもいい 立ち上げたSJCの参加者が順調に伸びています。メンバーのみんなって、なだらかにひっそり強くしなやかに日常に生きてたいと思っている人たちなんだね。だから主和音はやはり「シュンポシオン」。自分から更に遠くに向かい、みんなに橋…

「シュッポ・ジョグ・クラブ 2008」のご案内と実名公開

シュポシュポ走ろうかい! 「シュッポ・ジョグ・クラブ 2008」の発足 - 勇気と想像力、そして少々のお金で小野さんの記事を受けてのエントリーです。 発起人というより、「シュッポ・ジョグ・クラブ 2008」の言い出しっぺのEmmausこと下川です。ここで一気に実…

快走

走り込む水量増したる岸戸にて 芝刈りに靴底なごみ柔らかく 紫陽花よ吾を抜き去る若者よ 昨日が週に一日の休脚日。だからけさの走りは快調。人の肉体は脳の無茶な命令を限界を超えてまで平気で受け入れる。走り過ぎ遣りすぎで過去にあったショッパい経験も調…

真夜中に・・・そしてマーマレード

休日前の夜は特別な事をしている訳でもないが夜更かしをすることがたまにある。たぶんゆっくりとした時間の過ごし方が心地よいのだろう。読みかけの物語り本も面白いがあきてしまった。窓を開けると昼から絶え間なく降り続いていた雨も止んでいる。家人も寝…

父とぬか漬け

父が亡くなって暫くしてから「ぬか床」を作り始めた。捏ねに捏ねて八年が経つ。なぜ「ぬか床」でなければならなかったのか、今でも分からない。とても美味しいぬか漬けが出来るようになった。それにしても父は漬け物が嫌いだったなと、ふと思ってにんまりす…

風に靡かせながら

勇気というものは、青年にだけが保持するものだろうか? 自らをふるい起こし、それを発揮するのは若者だけでだろうか。無論そうではない。老成にある者とて常に既知と未知の十字路の途上であるのだ。志向の未開の領野にある者なら、かつて知り得ないような新…

好きな理由/嫌いな理由

かおり降りジョグ終え見上げし針槐長めの走り30キロを先月から今月かけて何回かこなした。その余勢!?をかってハルキについて。何度読んでもなじめない村上春樹の小説。人は99の嫌いな理由でも最後の1つの好きな理由で良しとすることもある。動かされる…

朝走るものたち

大学や高校の陸上部のランナーの格好のコースが、ここ多摩川のサイクリングロードだ。こちらが走りを終えた後ろからパタパタと足音が迫ってきた。たぶんキロ4分内のラップを刻んでいるスピードだろう。花は走る者たちを見ているのだろう。きっとね。

周縁に開く・ブログ力=対話的志向の創造

良い写真だ。みんないい顔をしている。見ることで聞えてくる声。聞えないのに聞えるんだ、ふしぎだな。そこに聞えるのは新たな流れと風の音だ。この顔がすべてを語っている。いいことには笑みがある。草原(ネット)とリアルの交叉する十字路に風が立つ。新…

新記録

五月雨に新記録と見間違う携帯から投稿してみた。簡単だ。☆3つだ。

五月雨2008

雨なのにとても明るい。岸辺には針槐の白。すれ違うなじみになった早起き人。軽く会釈をする。グランドに犬を連れ傘をもった人達の談笑の声が聞える。遠くに釣り人がいる。たぶんねらっているのは鮒だろう。葎の青の丈が伸びてシューズを濡らす。雨の朝のジ…

山は急峻でなだらかに丘は続く

三上さんが杉浦康平について書かれている。http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20080506/1210079427。ボクはふと折口信夫の「死者の書」を思う。杉浦は眼に拘る、自らの視の限界においても。彼は極度に視力が悪い。「見ることは何か」とデザインに必用に関わ…

夜走

それぞれに皐月のジョガーと息と夜走りながらボブ・ディランの「ナッシュビル・スカイライン」をふと思い出した。村上春樹の「風の歌を聴け」にもあった曲。が何度読んでも彼のもの(小説)はなじめない。彼が選ぶ音楽はとても好みが合うのに何故だ?人の好…

前のめりに志向するブログ力

世に云うGWとは縁なく仕事に専念する毎日。まったく三ヶ月前と同じ日常だが、それにしてもはてなのある局所ではすごいことになっている。 己の気持ちを前向きに少しずつでも開きながら同調させていくことでしか、その動向の意味を知ることすらできない。そん…

ハナダイコン

二週間ほど前、多摩川の河口に向けて長めの走りをした時のこと。途中に一キロは続くハナダイコンの大群落が現われた。ふだん見るハナダイコンよりも茎が太く張りがあるようだった。

孤立という我ら人間

rairakku6さん(id:rairakku6)が『カラマーゾフの兄弟』について書かれている。確か、イワンの議論のシーンがこの小説の核心として第五編のあたりにある。訳は違うがこういう文章だ。「この壮大なる塔の構築によって今までに見えなかったどんなすばらしい光…

アンジェラ・ヒューイットに走って鼾してしまった

予定通りコンサートにはジョグで20キロ走っていった。着いた席はdo真ん前。でどう!、ピアノの傍には四つの水が入ったグラスがある。何だろう。水を補給するピアニストなのだ。渇くものは求める!のだろう。 それで何と、こともあろうに演奏が始まって後に…

アンジェラ・ヒューイットの音に走りでいく

これから西新宿、初台でのアンジェラ・ヒューイットのコンサートに出かける。会場にはボクはジョグ(LSD*1)でいく。約20キロだ。中山(id:taknakayama)さんともお会いできそうです。では。 *1:LSD=Long・長く、Slow・ゆっくり、Distance・距離

記録/記憶=旅

記録の切り株より 若芽が出で若枝が生え、 記憶という実を結ぶ。三上さん(id:elmikamino)が過去の記録を定期的に刻まれているのだ。 今回は合衆国社会保障番号(SSN)申請の思い出 - 記憶の彼方へ。美しいこと(すばらしいこと)にはそれに比するバックボ…

雨もまたよし

日に10km週に一度休みをもうけて月には300km位は走っていた頃、その中に雨の日もあるわけでどうしていたかというと、雨が本降りでも走っていた。濡れても全然気にはならなかった。別段走らねばと嫌々やっていたのでもない、かえって雨で調子が上がるくら…

はじめて魚になりたいと思った時のように

若い頃山によく釣りに行った。水面に石を投じたポイントに瞬時に群がる魚影の速さに眼を見張った。釣り上げたヤマメと眼と眼があってその時何故か魚になりたいと思った。以来魚になりたい願望は消えないまま、ことしで59歳になろうとしている。村上春樹と同…

2008春句

ジョグの道夜桜人の声に沿う村上春樹はジョグのペースを6分/kmでやっているらしい。ボクはふだんもっとそれより遅い。今夜試しにラップをとってみた。まず7分台で体を慣らして、次ぎにスピードを意識して6分55秒、6分14、5分41。快調だ。走りながらポツリポ…