Emmausブログ

人は見ね/人こそ知らね/ありなしの/われは匂ひぞ/風のもて来し

思う

コミュニケーション・ある横丁の「裏道」

過去も刺激的だが、<存在>も刺激的だ 昨年の暮れに、相も変わらずのジョギング。その途上に急に北西に遠くの山並みが見えてきた。多摩の山々の間に雪をかぶった甲武信ヶ岳の頂だった。それに雲取山も見える。以前登った山々。懐かしい?。 だがどうだろう…

存在と描写と表現=脱複写

どうもこのところデジカメで写すものが対象の価値によりかかり過ぎではないだろうか。かつて植田正治 http://www.japro.com/ueda/は写真についてこう言っている。 美しく、めずらしく、貴重な被写体であっても、対象の価値によりかかりすぎたものに心をうつ…

かさねの色目

幾日前夕暮れの中を走っていて色の「かさね・襲」のことがふとうかんだ。ひとつ一つの単色でなく幾領の色の組み合わせがおもしろい。違いがあるからおもしろい。「萩経青」ってかさねの色目があって。落ち着いていて、どこかに火照りが残っている風情。それ…

遠くになって近くに感じること

仕事が終わって川岸をジョグしていたら月が出ていた。どういう訳だか、メルデセス・ソーサの歌「トゥクマンの月」を思い出した。この状景とは全然関係ないけどこんなことってたまにある?ソーサを聴いていた昔の自分から遠くなった今。だが遠くになって「何…

<わたしたちということ>を得て

川岸のあるところだけに木が茂っているのだ。 それはわたしの欠如からの享受であるのかと問うてみる。それはわたしの豊かさからの贈与(分け合うもの)であるのかと問うてみる。それはわたしの他者とおなじくあることの受容であるのかと問う。 つまりそれに…

在ることの意味・乃至は自分について

この葉があるということ。でそこにボクが居る。「なんとなくあることがわかっている」という眠りから「あることの意味」が目覚める。つまり存在の意味。 ボクが先ず居てその後に葉を見るよりも、何よりも云えるのは・・・。葉を見ることは、ボクと葉との「状…

定義・経験・思想

定義とは何んだ?・・・Aというものがあって・・・Aの定義とは、様々な条件の中でAが他との関係においてAの様々な特徴からもっともAの本質と思われるものを導き出して証明するだろう。で・・・惑星という定義はどうだろうか。それは以下の三つのことで定義さ…

自立とは何か

わたしがあなたについて語れることで、よりよいことは何であるのか。それはある豊かさによって、沈黙することだ・・・とある人は云った。そうして・・・わたしのことを、わたしは何故今もあなたに向かってこのように告白しようとするのか。わたしにとってあ…

ジョーン・ブリヤンの色

描くことに新しさはいらない ホルペインのケーキカラーの滲みは悪くない 生めかしい風も描きませう事件(こと)は誰も分からぬ処で起こるのではない しかし誰も分からずに起きないと言えるだろうか注文を云い寄る店員に催促され たのんじまったコーラ スモーク…

島尾ミホ

島尾ミホさんの訃報。あんとに庵さん(id:antonian)からのエントリー奄美島人の訃報 - あんとに庵◆備忘録で知りました。ミホさんの作品「海辺の生と死」「ヤポネシアの海辺から―対談」。奄美の昔話など。今、改めて読んで居ります。幾つかの死の縁取りとある…

哲学!してみる

ぶんまおさんが「ちょっとだけ哲学してみるhttp://homepage3.nifty.com/bunmao/link123.htm」を二月の中頃から少しずつアップされている。 ちょっとだけ哲学してみる(2/15) 女に哲学できるのか? 「私」について哲学できるのか? 宗教は否定されるのか? 私…

アイデアが浮かぶ・感覚

アイデアが浮かぶという言い方をする。でもどうやらThe idea never entered his headは、そのアイデアの考えが彼の頭に浮かんでこなかったというよりも、新たなアイデアの中に彼が入っていけなかったと解釈する方がいいようだ。学校に入学するとは、その新た…

気づきについて

どうやら「考える」でもなく、「思う」でもなく、哲学でもない。「思考」でもないならば、思索でもなく思惟することだろうか。よーわからん。ともかく分かっているようで分かってない以前書いた「無我」のメモを振り返ってみようかな。http://d.hatena.ne.jp…

知ること

車を運転していて、曲がり角に差し掛かり減速してカーブミラーを見遣る。左に1台右に2台車が見え安全だと判断してアクセルを踏み込む。バックミラーを見ると新たに一台の車が着いていた。知るということは「変わる」ということです。私が知る前もその後も…

一つを思う・ある断崖に居る

丁度五日前の二月二日が満月だったろうか。土星が月の脇に並んで見えていた。次第と二つは日を追う毎に隔たりを遠くしていった。更に澄みわたった夜空に冬の大三角形は今夜も月の余りの明るさにその形を淡くしている。ただオリオンだけは輝きをたもっている。…

季節を渉る <理・reason>

晴れすぎるほど晴れた一月も終わりの明るくなった峠の林道。少し日が長くなったこの季節に拠っていることを、光りの中で知る。春ののどかさは外から来たものだが、わたしたちの内から生じたと云っていい。ジグザクしたトレッキングの途に、石の道標をいくつ…

希望の零となる時・子規

◇<心の自在さ>について<書く>こと昨日長々しく子規についてかいたが、「病める枕辺に巻紙状袋など入れたる箱あり・・・(墨汁一滴)」と真っ先に目に留まる。何よりも先んじて<書く>こと述べることが印象的だ。読み進めても、体は病んでも果たして精神…

ある振幅をもつ者・子規

気韻あるいは人間について子規「墨汁一滴」〜「仰臥漫録」を読み終えてやあ元気かい?って何とは無し云うので「ウンまあね」という言葉が返ってきたが、相手は顔色が悪くどうもスグレナい様子だ。「大事にしろよ・・・」というのも繕ったようで何だかヘンで…

工夫

昨年(2006)の11月、ふと撮った写真。とあるところの玄関にあった「工夫」という文字の看板。手ブレだけど、気に入っている。 所作。行い。務め。あるいは人について・・・いろんな感慨を巡らす それを眺めているわたし。 思いがなければ体は動かない。だが…

冬の北のステラ

冬空やドゥーベ七つのステラを述べ夕方に早々と東の空に大きく暈を被ったまん丸の月が出ていたのだ。今夜は遅くに仕事を終えたので一息ついてふと何気なく外に出てみたら果たしてやはり空の真上より西に月は既に回っていて、まだ明々ともえているようにみえ…

ある情景@ノエル

フランスの街リールでのクリスマスの話し。対立概念を滲ませながらもそれをうまく向かい合わせると、今まで読み取れなかった奥深い本質がふと現れてくる時がある。なにやら眺望が開けてキミとボクそのボクらの今が一瞬明らかになるように。さらになおその軽…

無駄こそだいじかも。そして何かわすれてます。

「どこの誰がそういったかとたずねないで、ここでいわれてることは何か、と云うことだけに心を心で用いないさい」 そんな言葉だったかな・・・。昔どっかで聞いて印象ふかく良かった。けっこう深く浸みました。もう今年も後残り十日を切りました・・・気持ち…

ギブアップするわけにはいかない

ものの豊かさをほこれるようなものはない。いかばりかの蓄えというものもさしてない。それでも、生きていくには何よりも食べる必要があって、日毎それを得るために奔走しまくっているから、ボクなんか生きる=食べるという生態?のいいサンプルかもしれない…

do your bestと言った若者 

頑張れという言葉は中年の者(特に臍まがりの)には禁物であろうかと中年を過ぎた私は思う。そうでもない。がともかくそれにしても、頑張りましょうと一概に言われてもその意味の受け取り方は様々である。実のところ一体誰がどう頑なに張り切るのか何をどう…

秋の朝にこそ夕ぐれ

からだはふしぎである。「秋は夕暮れ」とはよく言ったものだが、しかし体が冷え切っていると朝日を見ても「夕暮れ」を呼び起こすことがある。西行に「心なき身にもあはれは知られけり鴫立澤の秋の夕ぐれ」という歌がある。「あはれ」と云うにも、西行が出家…

ある情景

先ずボクが何かに対して感じて、次にそれに思いを巡らし言葉に準える。そういうこともあるかも知れないけど、そうではなく。ボクの思いに見合う出来合いの言葉というある衣を着せる。それも然りだけど、そうではなく。かといってピュアーでオーダーメイドの…

自信とは

自信とは・・・自分を支へるものであるが、何よりありのままの自分を受け入れる健やかさと平明さに基づくと云ふ方がよい。それによつてわれわれが愚かさや鈍さや思考停止に導かれるのではなく、人が実に単純さにおいてなほ鋭く繊細で豊かで逞しいものに到る…

一番分らないこと・自分

確かに疎ましい自分といふものも正直あるのだらう。「もう少しどうにかならんかな」と吹けば飛ぶやうな小さな小さな商ひを長年遣つて来た。いつも問題山積。上の会社からは叩かれ、下からは突き上げられる日々。「何ともならん」。だから素直だつた臍まで曲…

自己

海を渡る蝶がいるという。そして、梅雨が露によってさらにぬれてここに於いて(この場に)晒されている。蝶が翔びたつ。一斉に水は雫を表す(水粒になる)。一滴あっての水ではない。水あっての一雫ではない。多でもなく個でもない水のふしぎ。水が水にぬれ…

与えられたもの

〜新しさと記憶について〜 分化 雨が強かったのか。風が烈しかったのか。草花のぐったりと萎えた静かな朝だった。その回りには未だに妙に生気が漂っている。吐息が聞こえるようだった。植物には息づかいというものがあるに違いない。雨風の勢いというよりも…